採用がうまくいかない本当の理由
2026年5月4日

「求人を出しているのに応募が来ない」
「やっと採用できても、すぐ辞めてしまう」
こうした声は、これまで数多くの企業から聞いてきました。
そして多くの場合、その原因はこう考えられています。
「媒体が悪い」
「条件が弱い」
「今は売り手市場だから仕方ない」
ですが、本当にそうでしょうか。
私はこれまで20年以上、採用の現場に関わってきましたが、
採用がうまくいかない企業の多くは、別のところに原因があるケースが多いです。
それは、“採用のやり方”ではなく、“採用の設計”ができていないこと。
例えば、こんな状態になっていないでしょうか。
・どんな人を採用したいのかが曖昧
・自社の強みや魅力と言われても言葉にできない
・面接が担当者ごとの感覚に任されている
・入社後の教育や受け入れ体制が整っていない
・採用してもすぐに辞めてしまう
これらは一見するとバラバラの問題に見えますが、本質的にはすべてつながっています。
つまり、「採用」単体の問題ではなく、 組織全体の構造の問題なのです。
採用活動は、あくまで入口に過ぎません。
魅力的な求人が設計されていなければ、流行りの媒体や集客ツールを使っても、パフォーマンスは発揮されません。
どれだけ魅力的な求人をつくっても、求職者を引き付ける対応や面接・採用プロセスが設計されていないとミスマッチが起きます。
仮に採用できたとしても、入社後の受け入れ体制や役割定義が曖昧であれば、その人が活躍することは難しくなります。
そして結果的に、「やっぱり採用がうまくいかない」という元の悩みに戻ってしまうのです。
では、どうすればいいのか。
答えはシンプルで、 採用を“点”ではなく“線”で捉えることです。
・自社の強みや特徴を言語化できているか(自社理解)
・誰を採用するのか(ターゲット)
・求職者が自社を選ぶ理由(強みや魅力の言語化)
・候補者をどのように見極めるのか・惹きつけるのか(選考設計)
・どんな役割を担ってもらうのか(役割定義)
・入社後どう活躍してもらうのか(育成・定着)
他にもポイントはたくさんありますが、
こういったことを一貫して設計することで、はじめて採用は機能し始めます。
内部が整っている会社は、入り口である採用も強いのです。
人材不足は今後さらに加速していきます。
だからこそ、「どう採用するか」だけでなく「選ばれる会社であるかどうか」が問われる時代になっています。
採用に悩んでいるとき、本当に見直すべきなのは“手法”ではなく、その土台となる“構造”かもしれません。
もし今、同じような課題を感じているのであれば、一度、自社の採用を構造から整理してみることをおすすめします。
株式会社Katawaraでは、この「構造」に向き合う支援を行っています。
単に求人を改善するのだけでなく、企業の中に入り込みながら、課題を言語化し、再現性のある仕組みとして整えていく。
いわば、“外部の人事”ではなく「中の人として伴走する」ことを大切にしています。
現状整理のご相談からでもお受けしています。
採用をきっかけに、組織そのものをより良くしていきたい。
そんな企業のパートナーとして、伴走していきます。
